現代工芸作家(故者)

石田 陶春 Toshun Ishida 1944-2012

1944年 兵庫県生まれ
1965年 各陶郷を巡学する
森本陶谷に師事
1970年 三田市上相野に窯を築き独立
1974年 穴窯を築く
1978年 東京日本橋三越本店で個展を開催
以後、定期的に開催
1984年 大穴窯を築く
1992年 小登り窯を築く
1999年 大阪梅田阪急百貨店で個展を開催

市野 茂良 Shigeyoshi Ichino 1942-2011

1942年 今田町立杭生まれ
1969年 バーナード リーチの招きにより、渡英
1973年 4月帰国。丹波古陶館にて帰朝第一回展開催
以後、関東・関西にて幅広く個展を開催
1997年 JR篠山口駅前にモニュメント製作
県展入選・民芸協会賞受賞

初代 市野 信水 Shinsui Ichino Ⅰ 1932-1997

1932年 陶芸家・市野丹泉の次男として生まれる
1963年 県展入選
1966年 国画会「国展」に初入選(67,68)
1968年 立杭尾中に穴窯、登窯を築く
これを機に茶陶に専念
1969年 兵庫県美術祭招待作家展に招待出品
1973年 韓国、中国に研修
1975年 日本伝統工芸展初入選 以降11回入選
大阪高島屋にて初個展 以降隔年開催
1976年 京都高島屋にて初個展(77,79,81,83)
1979年 近畿工芸展入選 以降連続入選
1980年 モナコのレニエ大公に水差を献上
1981年 東京日本橋三越本店にて個展(83,87,91)
1982年 高松宮殿下に茶入を献上
県工美展永沢賞受賞
1983年 高松宮殿下に柿の帯茶碗を献上
作品集刊行「古窯に生きる」
日本工芸会正会員認定
1984年 遠州家元十二代宗慶宗匠来訪、指導受ける
1985年 福岡玉屋にて個展
1986年 中国に研修
1987年 全国伝統的工芸品展奨励賞受賞
1989年 田部美術館「茶の湯の造形展」奨励賞受賞
1990年 田部美術館「茶の湯の造形展」入選 以降連続
1991年 兵庫県技能顕功賞受賞
1992年 全国伝統工芸品展NHK会長賞受賞
1994年 半どんの会、文化賞現代芸術賞受賞、近畿通商産業局長賞受賞

大上 昇 Noboru Ogami 1929-2002

1929年 今田町立杭生まれ
1951年 関西学院大学卒業後、生家の大熊製陶所で陶業に入る
1968年 自宅の庭に昇陽窯を創窯 以後創作を続ける
1970年 日本伝統工芸展入選
1973年 日本陶芸展(南米巡回展選抜出品)
1975年 東京高島屋にて個展 以後各地で個展を開催
1983年 日本伝統工芸士に認定
1986年 通商産業大臣より伝統的工芸品産業功労賞受賞
1992年 兵庫県文化功労賞受賞

河井 寛次郎 Kanjiro Kawai 1890-1966

島根県安来市生まれ。

松江中学時代に焼物の道を志し、1910年、東京高等工業学校窯業科に入学。

1914年、京都陶磁器試験所に技師として入所。東京高等工業学校の後輩でもある濱田庄司と

ともに釉薬の研究や、中国陶磁など過去の陶磁の模倣や研究も行った。

1920年、京都市五条坂に工房「鐘渓窯」と住居を構え独立。翌年「第一回創作陶磁展」を開催、

以降生涯にわたり作品を発表。作風は大きく三期に分けられる。

中国古陶磁を範とした初期、「用の美」の中期、「造形」の後期。

その他、木彫や金属、書などの多くの優れた作品を残している。

1925年には、柳宗悦、濱田庄司らとともに「日本民藝美術館設立趣意書」の起草に参加、

その後は民藝運動の推進者として多くの工芸家を牽引していった。

1955年文化勲章を辞退。

人間国宝、芸術院会員などへの推挙もあったが、同様に辞退している。

無位無冠の陶工とし晩年まで創作活動を行った。

バーナード リーチ Bernard Howell Leach 1887-1979

香港生まれ、イギリス人。
生後まもなく母が亡くなり、幼少期を日本にいた祖父母のもとで過ごす。
10歳の時イギリスに帰国。

その後、ロンドン美術学校などでエッチングを学ぶ。

1909年日本への憧れを強くし再来日。

上野桜木町に居を構えてエッチングを指導し、入門してきた柳宗悦ら白樺派の人々と親交を結ぶ。

1911年六代目尾形乾山に富本憲吉とともに入門、その後千葉県我孫子の柳邸内に窯を築くなど

日本国内で作陶を始める。

1920年濱田を伴って帰英、コーンウォール州セント・アイヴスに日本風の登窯を築き、

1922年にはリーチ工房を設立し生涯の拠点とした。

濱田 庄司 Shoji Hamada 1894-1978

神奈川県に生まれる。

東京府立一中時代に陶芸家の道を志し、1913年、東京高等工業学校の窯業科に入学し、

上級の河井寛次郎と親交を結ぶ。

卒業後は河井と同じく京都市立陶磁器試験場に入所。

柳宗悦とは1919年、我孫子の柳邸にバーナード・リーチを訪問した折に出会う。
翌年、リーチとともに渡英し、陶芸家としての活動を始める。

帰国後は、確かな生活に根差した製作の場を求め1924年に栃木県益子に移住。

作品は殆ど手轆轤のみを使用するシンプルな造形と、釉薬の流描による大胆な模様を得意とした。

また、柳宗悦や河井寛次郎らと民藝運動を創始、同時に民藝理論のよき実践者であった。

1955年には、第1回重要無形文化財技術保持者(人間国宝)に富本憲吉らとともに認定され、

物心両面から民藝運動を支えた。

1961年柳の没後には日本民藝館館長に就任、また1964年に紫綬褒章、1968年には文化勲章を受章した。

船木 研兒 Kenji Funaki 1927~2015

1927年 島根県生まれ 布志名焼 船木道忠の長男として誕生
1945年 島根県師範学校本科を中退 作陶をはじめる
1949年 国画会賞受賞
1950年 日本民芸館賞受賞
濱田庄司に師事
1959年 日本陶磁協会賞受賞
1967年 渡英、バーナード リーチのもとで修業
1981年 日華現代陶芸展(台北市・国立歴史博物館)に出品
1995年 田部美術館「茶の湯の造形展」優秀賞受賞
1996年 田部美術館大賞展 優秀賞受賞

現代陶芸作家 (陶器)

二代 市野 信水 Shinsui Ichino Ⅱ

1957年 今田町立杭生まれ 初代市野信水の長男として誕生
1978年 京都造形芸術大学卒業
1979年 京都藤平陶芸にて陶芸を学ぶ
1980年 丹波立杭にて作陶 父・信水に指導を受ける
1986年 日本工芸会近畿展入選 以後毎年
1989年 日本伝統工芸展初入選
2014年 克明を改め二代信水を襲名
2018年 伝統工芸士に認定
各地で個展を開催 日本工芸会正会員

市野 雅利 Masatoshi Ichino

1970年 今田町立杭生まれ
1992年 京都府立陶工高等技術専門校 卒業
1993年 京都市工業試験場 卒業
滋賀県八風窯で修行
朝日現代クラフト展入選(93,94)
1995年 立杭に帰り、作陶を始める
1999年 クラフトフェアまつもと参加(02)
2003年 テーブルウェアフェスティバル参加(以降毎年参加)

市野 雅彦 Masahiko Ichino

1961年 今田町立杭生まれ 初代信水の次男として誕生
1981年 嵯峨美術短期大学陶芸科卒業(現京都嵯峨芸術大学)
今井政之氏、父・初代信水に師事
1988年 独立、大雅窯を築く(2015年より大雅工房に改名)
1992年 大阪高島屋にて初個展 以後、日本・海外にて活動
1995年 日本陶芸展大賞受賞-秩父宮賜杯
1996年 田部美術館「茶の湯の造形展」優秀賞受賞(98)
1999年 日本の工芸「今」百選展(三越エトワール、パリ・フランス 他)
2000年 茶の湯―現代の造形展(ヘルシンキ市立美術館・フィンランド)
国際陶芸交流展(中国美術館・北京)
2002年 アジア国際現代陶芸展(台北県立鶯歌陶芸博物館・台湾)
2006年 日本陶磁協会賞
2007年 パラミタ陶芸大賞準大賞受賞
神戸市文化奨励賞受賞
2009年 田部美術館「茶の湯の造形展」大賞受賞
2010年 現代の茶-造形の自由(菊池寛美記念 智美術館、東京)
現代工芸への視点-茶事をめぐって(東京国立近代美術館工芸館)
2011年 兵庫県文化賞受賞
2015年 近代工芸と茶の湯 (東京国立近代美術館工芸館)
市野雅彦‐軌跡、丹波にて (兵庫陶芸美術館)
2016年 うつろのかたち-市野雅彦・陶展UTUWA (パラミタミュージアム、 三重)
土のおもむくまま-市野雅彦展 (LIXILギャラリー、東京)
近代工芸と茶の湯Ⅱ(東京国立近代美術館工芸館)

今西 公彦 Masahiko Imanishi

1971年 今田町立杭生まれ
1993年 京都府立陶工高等専門学校卒業
1995年 京都市立工業試験場卒業後、岡本彰氏に師事
2000年 立杭に帰り、作陶をはじめる
2005年 ギャラリー北野坂にて初個展
2006年 田部美術館「茶の湯の造形展」入選 以後多数入選
2009年 穴窯陶廊 炎色野(渋谷)にて個展 以降毎年開催
2011年 アートサロン山木にて個展(13,14,16,17)
2013年 丹波古陶館主催にて「丹波 今西公彦作陶展」開催
2015年 神戸そごうにて個展(17)
2016年 日本橋三越本店にて個展
山陽百貨店、東武百貨店 他 にて個展

加古 勝己 Katsumi Kako

1965年 京都生まれ
1986年 嵯峨美術短期大学陶芸科卒業
以後公募展に応募し入選多数
1991年 兵庫県西脇市にて作陶をはじめる
1994年 京都工芸ビエンナーレ展優秀賞受賞
1997年 朝日陶芸展奨励賞受賞
1999年 京都高島屋にて個展
2000年 東京池袋東武にて個展 以後隔年開催
2001年 倒炎式単窯築窯、薪窯築窯
2004年 田部美術館「茶の湯の造形展」優秀賞受賞
2005年 篠山市上筱見にて作陶をはじめる
田部美術館「茶の湯の造形展」入選
日本陶芸展入選
2007年 神戸ビエンナーレ展入選
2009年 菊池ビエンナーレ展入選
2010年 現代茶陶展 奨励賞
2011年 日本陶芸展入選
田部美術館「茶の湯の造形展」奨励賞
パラミタ陶芸大賞展
2013年 日本橋高島屋にて個展
2014年 現代茶陶展入選
2016年 なんば高島屋にて個展
2017年 日本橋高島屋にて個展

栗田 荘平 Sohei Kurita

1972年 東京都生まれ
1991年 渡米
1997年 カリフォルニア州立大学ロングビーチ校 芸術学部陶芸科卒業
柴田雅章氏に師事
2002年 篠山市新荘にて独立築窯
2005年 国画会「国展」初入選・工芸部奨励賞受賞 以後多数入選
2007年 日本民藝館展初入選
2009年 東京欧亜美術にて初個展開催(10)
2012年 登窯築窯
2013年 大丸京都店にて関西初個展
2014年 クラフトスペースわ (東京)にて個展開催(16・17)
2015年 サロン・ド・ヴァンホー(倉敷) にて個展開催
2017年 国展工芸部会友賞受賞

柴田 雅章 Masaaki Shibata

1948年 東京都生まれ
1971年 中央大学理工学部工業化学科卒業
生田和孝氏に師事
1972年 磐田・鈴木繁男氏を訪ね、以後教示を受ける
1975年 篠山町にて独立・築窯
1977年 日本陶芸展初入選 以後入選多数
1979年 国画会「国展」新人賞受賞
1980年 銀座大倉画廊にて初個展開催
日本民藝館展奨励賞受賞
1984年 大阪日本民芸館の展示に参加
以後、89~2011年まで展示主任
2005年 築窯30年記念「灰釉スリップウェア」作品集刊行
2006年 京阪百貨店守口店にて「作陶30年の歩み」展開催
2008年 以後日本民藝館展審査員
2011年 日本陶芸展招待出品(13)
以後、関西・関東を中心に活動

清水 俊彦 Toshihiko Shimizu

1945年 今田町立杭生まれ
1964年 故生田和孝氏に師事 作陶の道に入る
1976年 神戸にて初個展開催
1977年 丹波立杭の自宅にて登り窯築窯、独立
1978年 国画会「国展」に初出品入選 以後16回入選
1979年 日本民藝館展に出品入選 以後23回入選
1983年 第57回国展にて前田賞受賞
1986年 大阪阪急百貨店美術画廊にて個展開催
以後隔年開催
1987年 兵庫県半どんの会文化賞受賞
1988年 日本民藝館展奨励賞受賞(95)
1989年 東京丸善画廊にて個展開催
1993年 神戸阪急百貨店にて個展開催 以降隔年開催
1995年 東京青山グリーンギャラリーにて個展
1997年 東京赤坂グリーンギャラリーにて個展(99)
1998年 近畿通産局長賞受賞
2000年 穴窯を築窯
2004年 釜屋に丹波登窯を築窯
兵庫県商工功労者受賞
2010年 兵庫県技能顕功賞受賞
2013年 伝統的工芸品産業功労者経済産業大臣賞受賞
2017年 瑞宝単光賞受賞

十場 天伸 Tenshin Juba

1981年 神戸市生まれ
2007年 京都伝統工芸専門学校卒業
神戸市淡河にて独立・作陶をはじめる
以後、各地ギャラリーなどで個展・グループ展を開催

平山 元康 Motoyasu Hirayama

1970年 大阪府豊中市生まれ
1993年 仏教大学教育学部教育学科卒業
1995年 「陶の郷」(篠山市今田町)に勤務
1997年 市野茂良氏に師事
2002年 篠山市大谷にて独立
2005年 第79回国画会「国展」に初出品・初入選
以後毎年入選
2006年 登り窯初窯焼成
2008年 丹波古陶館主催にて初個展「丹波 平山元康作陶展」開催
2009年 日本民藝館展 初入選
2010年 国画会「国展」にて奨励賞受賞
2011年 国画会「国展」新人賞受賞

現代陶芸作家 (磁器)

伊藤 岱玲 Tairei Ito

1970年 大阪市生まれ
1993年 京都市立芸術大学工芸科陶磁器専攻卒業
1994年 佐賀県立有田窯業大学校ロクロ科卒業
佐賀県有田町にて伝統工芸正会員・倉島岱山に師事
2000年 篠山市に開窯、独立
以後、関西を中心に個展を開催

竹内 保史 Yasushi Takeuchi

1973年 佐賀県生まれ 大阪府で育つ
1991年 大阪府立港南高等学校美術科卒業
王地山陶器所に入所 作陶を始める
1994年 西脇市美術展覧会 優秀賞受賞(05)
2005年 阪神梅田本店にて初個展 以後毎年開催
2009年 姫路市美術展 入選
篠山まちなみアートフェスティバル参加(以降毎回参加)
2012年 篠山にて作陶20周年展
2014年 日本伝統工芸近畿展 初入選(15,17,18)
2015年 兵庫工芸展 神戸新聞社賞受賞

ピーター ハーモン Peter Hamann

1956年 アメリカ合衆国ネブラスカ州生まれ
1978年 グレースランド大学美術科卒業
1981年 来日
1985年 滴翠美術館付属陶芸研究所専攻科卒業
1988年 篠山市に開窯し独立
1994年 日本工芸会正会員認定
2015年 日本国籍を取得(本名:井谷宗厳)
田部美術館「茶の湯の造形展」奨励賞受賞
2017年 日本伝統工芸展入選(19回目)

現代木工作家

小島 優 Atsushi Kojima

1973年 兵庫県伊丹市生まれ
1991年 渡英 椅子職人ビル・ハッドフィールド氏に師事
1995年 神戸ギャラリーミウラにて個展
1997年 うめだ阪急美術画廊にて個展
2008年 松屋銀座にて個展
2009年 丹波篠山 まちなみアートフェスティバルに参加
2011年 日本民藝館展入選 篠山ハクトヤにて個展
2013年 国画会入選

児玉 正和 Masakazu Kodama

1970年 大阪府寝屋川市生まれ
1990年 笹倉徹氏に師事
2002年 多可郡多可町にて独立
2009年 ギャラリー縄にて木漆芸・軸装 児玉正和・辻めぐみ展
2011年 ギャラリー縄にて初個展(12)

笹倉 徹 Toru Sasakura

1947年 兵庫県多可町生まれ
1970年 関西学院大学卒業
1970~73年 日本ビクター・東京書籍勤務
1973年 松本民芸家具入社 木工の道に入る
1979年 帰郷、独立
1983年 三ノ宮・ダイヤモンドギャラリーにて初個展を開催(86,89,92,95)
1987年 神戸・元町画廊での米寿記念・永田耕衣展の額縁制作
俳人永田耕衣が初個展で額縁を数点購入
第二~四回の個展案内に讃文を受けて以後、
永田耕衣書画展の額縁を全て任される
1990年 京都・やまと民芸ギャラリーにて笹倉徹「木工展」を開催
1998年 神戸・三江ギャラリーにて第六回個展を開催(02,05)
2006年 芦屋・谷崎潤一郎記念館にて笹倉徹「木工展」を開催
瀬戸内寂聴の文机を制作
2007年 「文豪大谷崎の机」として新聞、TV、寂聴展で紹介される
大阪・壺中庵にて「笹倉徹の木工藝と古丹波」展を開催
2010年 丹波篠山・鳳凰会館にて木工藝展を開催
神戸・ヴォーリズ六甲山荘にて第九回個展を開催
2016年 京都・聴竹居にて第十回個展を開催

野澤 裕樹 Yuji Nozawa

1971年 大阪府生まれ
20歳の頃より木工に携わり、アンティーク家具修理・内装工・大工・家具設計 製作を学ぶ
2010年 篠山市今田町に築房 漆器の創作をはじめる
2011年 篠山市栗柄に移転
作品を展示販売する店「居七十七(いなとな)」をオープン
2016年 篠山市大山に移転
漆器・家具の制作を行っている

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